JFEケミカル株式会社

opn

JFEケミカル株式会社

cls

製品情報
会社情報
採用情報
環境・社会活動

ナフタリン・無水フタル酸

日本最大規模の

生産量を誇っています。

ナフタリンの用途には、無水フタル酸、染料中間体、界面活性剤、基礎化学 品原料などがあります。JFEケミカルは、日本最大規模の生産量を誇り、自社で精製ナフタリン・無水フタル酸、界面活性剤の生産を行うとともに、国内外のお客様へ95%ナフタリンをお届けしています。

日本最大規模の生産量を誇っています。

95%ナフタリン

専用船でのメルト(液状)品の輸出にも対応しています。

95%ナフタリンは、コールタールを蒸留して得られた留分のうち、ナフタリンを多く含む油をさらに精製蒸留して製造されます。
95%ナフタリンは、当社の無水フタル酸、界面活性剤、精製ナフタリンの原料として使用する他に、染料中間体や化学品原料として、国内に留まらず専用船(メルト)、ISOコンテナによる輸出も行っています。

95%ナフタリン
主な用途
  • 無水フタル酸
  • 染料及び中間物(ボン酸,βナフトール等)
  • 界面活性剤
主な品質
凝固点 (℃) 純度 (%) 不揮発分 (%) 水分 (%)
>78.0 >96.0 <0.20 <0.5

slide

精製ナフタリン

不純物を除去した高純度ナフタリンです。

95%ナフタリンをさらに、水添脱硫、吸着脱窒素、結晶化させることで、高純度化しています。不純物が少なく、タイヤの原料ゴムに柔軟性を与える乳化重合用分散剤など、基礎化学品原料として広く利用されています。

精製ナフタリン
主な用途
  • 乳化重合用分散剤
  • 防虫剤
  • 染料及び中間物
  • 有機顔料
主な品質
純度 (%) 全硫黄分 (ppm) 塩基性窒素 (ppm) 不揮発分 (%)
>99.0 <30 <3.0 <0.1

slide

無水フタル酸

世界で唯一の流動層触媒方式により、高品質な無水フタル酸を製造しています。

95%ナフタリンを触媒酸化し製造される無水フタル酸は、塩化ビニル樹脂に柔軟性を与える可塑剤の原料として、住宅の壁紙や床材電線の被覆、家具等の塩ビレザーなどに広く使用されています。
触媒接触方式は、無水フタル酸製造としては世界で唯一の流動層方式を採用し、無色透明で高品質な無水フタル酸として高い評価を受けています。

無水フタル酸
主な用途
  • 可塑剤原料
  • 塗料や染顔料
  • 不飽和ポリエステル樹脂
主な品質
純度 (%) 色 (-) ハーゼンNo (-) 凝固点 (°C) 全硫黄 (ppm)
>99.5 無職透明 <20 >130.9 <10

slide

界面活性剤(NSF)

社会インフラ整備へも貢献しています。

グループ会社であるK&Dファインケミカル(株)では、コンクリート用減水剤や合成ゴム乳化重合分散剤、染料分散剤等の界面活性剤(NSF:ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物)を製造しています。また、コンクリート用減水剤は電柱やヒューム管(土管)等の高度化に用いられ、社会インフラ整備へも貢献しています。

主な用途
  • コンクリート用減水剤

    コンクリートに対して僅か1%の減水剤を加えることで、コンクリートの流動性が向上し、扱いやすくなります。
    また、水を加えずに流動性を高められるので、コンクリート中の水分を減らし、強度を高めることができる製品です。

    コンクリート用減水剤
  • 染料分散剤

    色を濃淡の差が無く、均一にするために使用されます。
    衣類の染色工程で使用される染料や、プリンター内のインク等に配合される製品です。

    染料分散剤
  • 合成ゴム乳化重合分散剤

    自動車タイヤなどに代表される合成ゴムの製造過程において活用されます。
    「乳化重合」という反応工程をより均一に行うために使用される機能化学品です。

    合成ゴム乳化重合分散剤
主な製品の品質
商品シリーズ 製品名称 外観(色相) 濃度(%) PH 期待性能 用途・特徴
ラベリン (Lavelin)
ラベリンLT
FM-45
褐色 液体
褐色 液体
45%程度
45%程度
約10
約7
分散、低泡
分散、低泡
乳化剤、分散安定剤、分散剤(染料、顔料)
同上
セルフロー S-110 褐色 液体 40%程度 約9 分散、低泡 コンクリート減水剤、分散剤
注1)ラベリン、セルフローは第一工業製薬(株)の登録商標です。
注2)上記は代表製品に関する仕様です。総数、約30種の製品を生産・販売しております。
注3)液体に限らず固体(粉状)での販売も実施しております。

slide